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建売住宅で人気の間取りとは?内見のポイントや変更について解説

建売住宅で人気の間取りとは?内見のポイントや変更について解説

建売住宅は注文住宅より安価のため、多くの方に人気のある住まいです。
今回はそんな建売住宅で人気の間取りについて解説します。
また、内見のポイントや変更についても触れているので、現在マイホームの購入をお考えの方は参考にしてみてください。

建売住宅で人気の間取り

建売住宅で人気の間取り

建売住宅を購入した方から人気なのは、どのような間取りなのでしょうか。
以下で詳しく見てみましょう。

一体型

これまではLDKに仕切りがある間取りが一般的でした。
そのため、リビング・ダイニング・キッチンと居間が仕切りによって明確に分けられている部屋を多く見かけました。
しかし、近年では変化が現れています。
現在では仕切りがなく、すべての空間が一体となっている部屋が一般化しているのです。
仕切りがない一体型は、部屋を広く使えるメリットがあります。
仕切りがあるとその部分だけ閉鎖的な雰囲気になりますが、それがなくなると部屋に開放感が生まれます。
もっとも大きなメリットが、コミュニケーションを取りやすくなる点です。
会話をしたり、子どもの様子を見たりなど、家族との間に距離ができる心配がありません。
そのため、ファミリー層を中心に選ばれている間取りです。

リビング内階段がある部屋

2階建ての建売住宅に住む場合、リビング内階段がある間取りが選ばれています。
これはその名のとおり、リビングに1階と2階をつなぐ階段がある間取りです。
この部屋のメリットは、移動の際に必ずリビングをとおれる点です。
たとえば自分の部屋が2階にあり、他の家族の部屋が1階にあるとします。
この状態では通常だとコミュニケーションが取りにくくなりますが、リビング内階段があれば必ず階段を上り下りする際にリビングを通るのです。
リビングに家族が集合していれば顔を合わせられるため、何気ない会話ができます。
また、階段の下のスペースに家具を置いて有効活用する方法もあります。
子どもの学習スペースやキッズスペースにしたりなど、アレンジは無限大です。

対面式キッチン

近年では対面式キッチンを導入する間取りが増えてきました。
なかには比較的コンパクトな広さでも、対面式キッチンを導入する建売住宅もあります。
対面式キッチンは、部屋に対して背中を向けるのではなく、対面する形で料理できるように設計されています。
これまでは料理をしているとき、リビングやダイニングの様子をチェックするためには、毎回振り向かなくてはなりませんでした。
これは小さな子どもがいる家庭にとって大変です。
家事をしながら子どもの面倒を見るのも対面式キッチンなら安心です。
料理をしながらリビング・ダイニングにいる子どもを見守れるので、安全に遊べているかチェックできるようになります。
また、会話をしたりテレビを見たりしやすい点も人気です。
ストレスなく快適に家事をこなすためにも、対面式キッチンはおすすめです。

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建売住宅の内見で確認したい間取りのポイント

建売住宅の内見で確認したい間取りのポイント

マイホームの購入で失敗しないためには、間取りのポイントを確認しましょう。
以下で詳しくご紹介します。

動線を確保できるか

動線は室内で生活するために欠かせないものです。
たとえば一見すると広々とした空間に見えても、実は玄関からリビングまで距離があるケースが見られます。
このような動線では、買い物をしてリビングへ荷物を運ぶのが大変です。
食材や日用品を数日分購入すると、どうしても買い物袋は重くなります。
また、洗濯物を干す場所と、洗濯機までの距離も重要です。
洗濯物を持って長距離を歩かなくてはならないため、家事が億劫になります。
このように、動線を確保できるかは、快適に生活するうえで大切な要素です。
動きやすさ、ストレスのなさなどに着目してみましょう。
実際に家具・家電を設置して、日常生活を過ごしている様子をイメージしてみると分かりやすいです。

収納スペースが足りているか

つい忘れてしまいがちなチェックポイントが、収納スペースです。
どの建売住宅にも収納スペースはありますが、その規模には差があります。
物量や人数に合っていないと、私物の整理整頓に苦労するので注意してください。
とくに子どもがいる場合は、趣味の物や学校教材など、さまざまなものを収納する必要があります。
また、子どもの成長記録として取っておきたい物も増えていくでしょう。
収納スペースがないと、こうした私物を整理整頓できません。
基本的に家族で建売住宅に住む場合、ある程度の収納スペースがないと手狭に感じてしまい、結果的に断捨離をしないと対処できなくなります。
私物をすべて置けるか、多少増えても問題なさそうかを考えてみましょう。

窓の位置

建物のどこに窓が設置されているかによって、日当たりが変わります。
部屋全体が日光でしっかり照らされる状態であれば、薄暗くなってしまう心配はありませんが、位置がよくないとどんよりとした雰囲気になるかもしれません。
また、日当たりがよくないと洗濯物も乾きにくくなります。
家庭によっては室内干しをする方もいますが、日当たりがよくないといつまで経っても乾きません。
さらに、秋や冬に寒さを感じやすくなるデメリットもあります。
日当たりが良い場所だと、寒い季節でも日光によって建物が照らされるため、暖房の設定温度を高くしなくても済むのです。
日光による影響を受けにくい状態では、やはり部屋全体が冷たくなりやすく、暖房なしでは体調を崩してしまう恐れがあります。
日当たりについては、内見を日中の天気が良い日におこなうとチェックできるので、忘れないようにしましょう。

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建売住宅の間取りは変更可能なのか

建売住宅の間取りは変更可能なのか

建売住宅の間取りが気に入らない場合、変更は可能なのでしょうか。
以下で詳しく見てみましょう。

基本的に変更不可

多くの建売住宅では、購入後の間取り変更はできません。
これは建売住宅の使用上、すでに建築された建物が販売されているためです。
しかし、建築前の段階であれば、オプションの形で要望を取り入れられる場合があります。
希望する場合は伝えてみましょう。
ただし、基本的に建築前の時点でオプションを追加できるケースは少なく、そもそもオプションプランがない業者が多いです。
また、考慮すべきなのは予算です。
建売住宅は、すでに工事が終わった状態での販売になるため、購入費用を抑えられます。
しかし、オプションを追加する場合、その分だけコストが高くなるため、結果としてそれなりの費用を請求される可能性があります。
まずはオプションが必要なのかを冷静に考えてみましょう。
また、追加する場合はいくらまで出せるのか、予算を再検討してみてください。

メジャーで測定する

内見時は広く見えていた空間でも、実際に家具や家電を設置すると、コンパクトな部屋に見えてしまうものです。
なかにはイメージと違ったと感じてしまう方もいます。
このような問題を避けるためには、事前に室内をメジャーで測るのがおすすめです。
たとえば玄関からリビングまでの長さ、窓から窓までの距離など、気になった箇所はどんどん測定しておきましょう。
また、家具・家電を購入する際の参考になるよう、測定したらメモしておくのがおすすめです。
メモをしておけばせっかくの測定結果を無駄にせず、購入時に役立てられるでしょう。

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まとめ

建売住宅の間取りでは、対面式キッチンやリビング内階段などがある物件が人気です。
内見の際は日当たりや収納スペースなどを確認してみましょう。
間取りの変更は基本的にできないので、自分好みの住まいを探してみてください。