本川越駅周辺の不動産売却相場は?概要や住環境もチェック

本川越駅周辺の不動産売却相場は?概要や住環境もチェック

不動産売却を考えたときは、その街の特徴や概要を知っておく必要があります。
購入希望者に対して、どのようなメリットがあるかを伝えたり、魅力をアピールしたりするためです。
売却相場についてもチェックしておけば、売り出し価格を決めるときや値引き交渉の際にも役立つでしょう。
今回は、本川越駅エリアで不動産売却をお考えの方に向けて、街の概要や駅周辺の住環境、売却相場について解説します。

不動産売却をするなら知っておきたい本川越駅の概要

不動産売却をするなら知っておきたい本川越駅の概要

まずは、不動産売却をするなら知っておきたい、本川越駅の概要について解説します。

概要1:駅の位置

概要としてまず知っておきたいのが、駅の位置です。
本川越駅は、埼玉県川越市にある西武鉄道の駅となります。
1895年3月21日、川越鉄道の川越駅として開業しました。
本川越駅という名前は、川越西町駅に国鉄川越線が開業した際、川越駅と改称されたことに由来しているといわれています。
これまで本川越駅と川越駅が離れており、川越市駅からも遠回りが必要でしたが、2016年2月に西口が開設されたことで便利になりました。

概要2:駅の利用者数

駅の利用者数も、概要の一つとしてチェックしておきたいポイントです。
2020年の1日平均の乗降者数は、3万7,498人と公表されています。
2021年は4万3,048人、2022年は4万7,349人、2023年には4万8,374人です。
2010年代は5万人前後だったため、利用者数は減少しているものの、近年は増加傾向にあります。
公共交通機関を利用する方が土地や建物を購入するとき、駅の利用者数がどのくらいなのかは、あらかじめ知っておきたい点です。
売主側で把握しておけば、不動産売却時に伝えることができます。

概要3:駅周辺の雰囲気

本川越駅周辺の特徴は、蔵造りの街並みです。
駅から少し歩くと、江戸時代の風情をそのまま残す街並みが、まっすぐ伸びています。
遠足に訪れた学生から若いカップル、ツアー客と幅広い世代が訪れ、平日でも多くの人で賑わっているエリアです。
その一方で、路地裏に入ると、マンションが建ち並ぶ閑静な住宅街が広がっています。
本川越駅周辺は、観光地として程良く賑わい、住宅街としても発展を続けているエリアといえるでしょう。
不動産売却を考えたとき、駅周辺の雰囲気も事前に調査しておくべきといえます。
土地勘のない方が購入を検討しているとき、駅周辺や街の雰囲気が購入の可否を決める判断材料になる可能性があるからです。
賑やかな雰囲気と、閑静な住環境が融合した本川越駅周辺の街は、老若男女問わず人気があるといえます。

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不動産売却で把握しておくべき本川越駅周辺の住環境

不動産売却で把握しておくべき本川越駅周辺の住環境

続いて、不動産売却で把握しておきたい、本川越駅周辺の住環境について解説します。

住環境1:交通アクセス

不動産売却時、住環境の良し悪しを判断するうえでポイントとなるのが、交通アクセスです。
本川越駅の乗り入れは、西武新宿線の1路線のみです。
しかし、特急・快速急行・急行・通勤急行・準急・各駅停車の始発駅となっており、その日の気分に合わせて使い分けをすることができます。
本川越駅から徒歩約12分の場所には川越駅、徒歩約5分で川越市駅を利用することも可能です。
どちらも池袋まで直通でアクセスできる、東武東上線がとおっており、駅の利便性は良好といえるでしょう。
また、川越駅では東武東上線のほかにJRも隣接しています。
八高線・川越線・埼京線の計3路線を利用できるので、通勤や通学にも便利です。
バス便が充実していれば、電車でアクセスしにくいところにもいきやすいでしょう。
交通アクセスに恵まれている住環境であることを、不動産売却時にアピールすれば、早期の成約を目指せます。

住環境2:買い物環境

本川越駅の東口には、歴史的建造物やクレアモールという商店街があり、多くの観光客や利用客で賑わっています。
西口は飲食店が立ち並ぶ小さな商店街があり、地元の方たちが多く利用している印象です。
日常生活で必要なものは、駅直結の買い物施設「PePe(ぺぺ)」が便利です。
スーパーマーケットやフィットネスジム、衣料品・雑貨店などさまざまな店舗が入っており、ワンストップショッピングが可能となります。
また、ファストフード店や、川越市の野菜が使用された惣菜をテイクアウトできるお店があり、飲食店も豊富です。
買い物環境も、交通アクセスとともに、不動産購入時に重要となるポイントの一つとなります。
本川越駅周辺は買い物に便利な街なので、不動産売却時は購入希望者に対して、そのことを伝えてみてください。

住環境3:医療機関

本川越駅周辺には、専門病院やクリニックなど、数多くの病院があります。
西口には本川越病院、東口には三井病院、赤心堂病院と3つの大きい総合病院がある住環境です。
どの病院も本川越駅から徒歩圏内、かつ二次救急病院に指定されているので、体調を崩したときも安心できるでしょう。
医療機関が充実していることは、安心して長く住み続けることができるため、その不動産を購入するメリットになります。
とくに、お子さまや高齢者がいらっしゃる家族から、好印象を持ってもらいやすいです。

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本川越駅周辺における不動産売却相場

本川越駅周辺における不動産売却相場

最後に、本川越駅周辺における、不動産売却相場について解説します。

一戸建ての相場

本川越駅周辺における一戸建ての相場は、3,040万円です。
前年と比べるとマイナス6.2%下落しており、10年前比はマイナス15.3%の下落となりました。
相場の推移を見ると、今後も下がっていく見込みです。
周辺エリアの相場が上昇傾向にあるため、資産性に欠けているといえるでしょう。
本川越駅周辺にある一戸建てを売却する場合、これ以上下がらないよう、なるべく早めに売り出すのがおすすめといえます。

マンションの相場

本川越駅周辺における、マンションの相場は、2,714万円です。
前年と比べるとプラス1.6%上昇しており、10年前比はマイナス3.7%と、わずかな下落となりました。
相場の推移を見ると、マンションの相場は今後も下落する見込みです。
10年後にはマイナス30%近く下落する予測も出ており、注意が必要といえるでしょう。
周辺エリアの相場は上昇しているケースもあり、周辺の街と比べると資産性が低いかもしれません。
本川越駅周辺にあるマンションを売る場合は、一戸建てと同様これ以上相場が下がらないうちに、早めに売りに出すのがおすすめです。

土地の相場

本川越駅周辺における土地の相場は、1坪あたり72万円です。
前年と比べるとマイナス21.4%下落しており、10年前比はマイナス2.5%の下落となりました。
相場の推移を見ると、一戸建てやマンションと同じく、今後は下落が続くことが予想されます。
そのため、不動産売却をお考えの場合は、なるべく早く売却の手続きを始めるのがおすすめです。
土地や建物は、売りに出してからすぐに成約に至るわけではないので、余裕を持って売りに出すと良いでしょう。

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まとめ

本川越駅は埼玉県川越市にある西武鉄道の駅で、観光地として程良く賑わい、住宅街としても発展を続けているエリアです。
交通アクセスや買い物環境に恵まれており、医療機関も多いため、どのような年齢層に対しても不動産売却しやすい街といえます。
一戸建てとマンション、土地の相場はどれも下落が続いているため、なるべく早い段階で不動産売却をするのがおすすめです。