築年数が古い物件を購入する際の注意点
中古住宅を購入する上で、築年数がどのくらいなのかというのは、よく確認しておきたいポイントです。築年数が古くなるほど、購入費用は安く抑えられますが、その分、注意すべきポイントも増えてきます。そこでこの記事では、築年数が古い物件を購入する際の注意点について紹介していきます。
中古住宅は築何年まで住める?
まず知っておきたいのが、そもそも中古住宅の寿命です。中古住宅はどのくらいの築年数まで住むことができるのでしょうか。
中古住宅の平均寿命は65年ほどといわれています。1990年代後半は44年ほどだったので建築技術の進歩と共に平均寿命が延びていることがわかります。ただし、日当たりや自然災害によっても寿命は変わってくるため、あくまで参考程度にとどめておきましょう。
築年数による耐震基準の違い
建物の耐震基準はいつ建てられたかによって違いがあります。耐震基準には「旧耐震基準」と「新耐震基準」の2つがあります。1861年6月1日を境に耐震基準が改められました。旧耐震基準では「震度5程度の地震で倒壊・崩壊しない」という基準でしたが、新耐震基準では「震度6強から7程度の地震では建物が倒壊・崩壊しない」という設定になりました。
新耐震基準を満たしているほうが地震に強いため、築年数が古い建物はどちらの基準になっているか確認しておきましょう。
防音・防熱性能が低いことも
築年数が古いと防音・防熱性能が低いケースもあります。そのため、内見する機会がある場合は、屋外の音が聞こえないかどうか確認しましょう。外気との温度差についても確認しておき、自分にとって住みやすい物件かどうか確認することが大切です。
また、築年数が古い物件は設備が古すぎる場合もあります。とくにエアコンが古いと電気代が高くつくため注意が必要です。エアコンは内見のときに型番を調べ、10年以上前に発売されたものなら交換可能かどうか聞いてみましょう。
まとめ
築年数が古い中古物件は値段が安いというメリットがあります。しかし、同時に注意すべきポイントもいくつかあるため、購入の際は事前によく調べておきましょう。この記事で紹介した注意点についても、ぜひチェックしてみてください。