不動産売却に適した3つのタイミングについて
不動産を売却するなら少しでも高く、そしてスムーズに売却したいと考える人は多いでしょう。
不動産を売却するタイミングによって売却金額、売れやすさは大きく変わってきます。
また、売却に関わる税金に関しても知っておかないと損をすることがあります。
この記事では、不動産の売却に適したタイミングを3パターン紹介します。
不動産売却を検討されている人は、是非参考にしてみてください。
①築年数20年以内での売却
築浅物件が売れやすいのはもちろんですが、
一般的に売却しやすいと言われる物件は築年数20年までの不動産です。
築年数20年を超える不動産は、古い物件という印象がついてしまい売却までの時間がかかってしまうケースがあります。
また木造建築の一戸建ての場合は法定耐用年数が22年と定められており、これを超えると不動産の大きく価値が下がってしまうので、築年数20年以内の売却が良いでしょう。
更に築年数が40年を超える場合には建物の価値がほぼ0円となり、土地のみの評価額で売却するケースが多くなるので高く売却するには注意が必要です。
②所有期間5年を超えての売却
所有期間5年~10年の物件は不動産市場で特に人気があります。
築年数が浅い物件は売却がしやすいのが特徴ですが、同時に税金面で注意が必要です。
不動産売却にかかる税金は住民税と譲渡取得税の2種類であり、譲渡取得税は長期譲渡取得税と短期譲渡取得税の2種類に分けられます。
判断基準は不動産取得から売却までの期間が5年を超えているかどうかです。
5年を超えて売却する場合の長期譲渡取得税は、短期譲渡取得税に比べて支払う税金額が約半分に抑えられるので大きなポイントとなるでしょう。
また、売却した年の1月1日時点で所有期間が5年を超えていることが条件となるので、注意が必要です。
③買い手市場が活発なタイミングでの売却
不動産購入を希望する人の多くは、住宅ローンを利用します。
住宅ローン金利が低い時期には不動産購入を希望する人が増えるので、売却を考える人にとってはチャンスが多い時期となります。
反対に住宅ローン金利が高い時期には購入希望者は減るので、高い金額で売却したい人にとっては不利な時期となるでしょう。
住宅の売却を考えている人は、必ず事前に住宅ローンの金利を調べておきましょう。
また、ライフスタイルが変化しやすい3月~4月頃を意識して売却するのもおすすめです。とはいっても3~4月に引っ越しを考えている人は、この時期にはもう物件の契約を済ませていなければなりません。
この時期に新しいマンションに住みたいと考えている人は、少なくとも3ヵ月前から物件を探し始めているはずです。しかし、年末年始はなにかと忙しいことから、その時期を避けるとなると11月中旬から12月上旬にマンション探しをはじめる人が多いと考えられます。
この時期に合わせて物件を売りに出せば、思った以上に問い合わせが来るかもしれません。
まとめ
不動産市場は活発に動いており、日々変化しています。
今回紹介した不動産売却に適した3つのポイントを参考に売却活動を進めてみてください。
また所有している不動産の種類や不動産会社によって査定金額の差があるので、少しでも高い金額で売却ができるよう複数の不動産会社での査定をおススメします。